偉そうにデザインを語りやがって、なんだこのサイトは?思われた方へ

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ふつうのデザインについて
以下の文章は、私が発行しているメルマガのある号の内容です。
これには、このサイトを立ち上げた大きな理由が書かれています。
ご一読いただけると幸いです。

2005.11.30-28号
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■デザイナー3年目●クライアントとのつきあい方読本 vol.28
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ http://ordinary.jp/
ども安西です。
先週から幾度となく報道されている
構造計算書偽造事件。
この事件は起こるべくして起こった事だと思う。
今日はそのお話を…

このメルマガでは、仕事としてのデザインやクライアントに対して
どう向き合うかなどについてお話したいと考えております。

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大切なモノが流れ去っていこうとしている
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デジタル・ITの波は、
あらゆる産業やサービス・技術に押し寄せた。
そして、それによって仕事の現場が受けた恩恵は、省力化や省時間化。
しかも圧倒的な単位の数字で…
あまりにも省力化されすぎて、なくなった商売もあるぐらいだ。
目の前で本当に革命が起きていた。

誤解なきよう、説明させていただきますが、
この革命の波を否定するつもりはありません。
むしろ自分が現役の時代に第二の産業革命が起こり、
その渦中に身をおけることが密かに嬉しかったりするのです。

でも、光あるところに影がある。
省力化はコスト削減に、省時間化は短納期にすり替わり、
輝ける未来だと思って見ていた彼方の下には、
途方もなく深い闇が、ぱっくりと口を開けていた。
デザイナー業もしかり、そしてカメラマン、印刷、製版、版下…
ぐるりを取り巻く全ての業種が、以前より速くたくさんの仕事を
回さなければ成り立たなくなってしまったのだ。
それはもう10年前とは違う桁どころか、違う単位の早さと量を
回さなければならなくなった。

もちろん全ての業種でだ。
それでも容赦なくコスト削減は追求され、
それも限度が来ると、次は短納期化である。
もちろんコストと時間は裏表で、コストが下がらないから
時間を縮めろというのは、本当のところ変な話なんであるが。。。

そこで起きたのが、この偽造事件である。
ここでは、建築コストを削減するため
配筋の少ない建物を設計し
建築確認申請をとる事が善であり、
それを妨害するコトは悪なのである。
たとえ法を犯し、人の命を奪うコトであってもだ。

「ほら…やっぱりだ」
流行だから、世の流れだからといって
大事なモノのプライオリティ(優先順位)を簡単に変えちゃいけないんだ。
大事なことから目をそらしてはいけないんだ。
私がこのメルマガやサイトを立ち上げたのは、
実はこんな漠然とした想いからなのだ。

この事件の場合、いったい誰が悪いのだろうか?
圧力をかけた業者、圧力に屈した建築士、何も見ずに申請を通した業者
現場で気がついてはずの監督者らがもちろん一番悪いと思うけれど、
それ以外の人には何の非もないのだろうか?

誤解を恐れず、言わせて頂くと
こんな状態を見ているのに、
知っているのに、
それをそのまま放置している
私を含む、この日本に住む全員に責任の一端があるのではないか?

私の好きな作家「開高健」がよく使った表現で、
「我々は、お湯と共に赤子を流してしまったんじゃないだろうか?」
という表現がある。
産湯に浸からせていた赤ん坊を、お湯と共に捨てちゃったんじゃないか?
まさか実際にそんなコトはないだろうけど、
無意識に大事なモノまで捨てているんでは?
もちろん、自分ではそんなコトをしなくても
人がやっているコトを見逃していれば、同罪ではないだろうか?

そろそろみんな気づこうよ…。
流してはいけない、大切なモノが流れ去っていこうとしている事に。

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■ デザイナー3年目●クライアントとのつきあい方読本
■ 発行元:ふつうのデザイン
http://ordinary.jp/
■ 発行者:安西正隆
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後記
この事件は悲しくってやりきれない。
安いものを求められるから、コストを落とす。
コストを落とすために、必要なモノまで削る。
それに誰も歯止めをかけない。
グラフィックデザインもそうなのだけど、
品質を本当に見抜ける人は数少ない。
だから判断基準をコストにおく。

だから
ただ仕方なく粛々と仕事を進める…
しかないのだろうか?
 
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