グラフィックデザインという仕事について
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■デザイナー3年目●クライアントとのつきあい方読本 vol.37
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デザイナーの気持ち
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その仕事は、20ページのカタログの制作でした。
私の勤め先は、あまり大きなカタログを手がけることはなく
制作のメンバーもカタログをイチから手がけられる
人は少ないのです。

電話帳みたいなカタログや、日々がカタログ作りだという
仕事をしておられる方にとっては、
たかが20ページでしょう。

しかし、担当に据えようと考えていたデザイナーは
普段の仕事がチラシや多くても8ページ程度のものばかり。
(ほかのメンバーも似たり寄ったりですが‥)
しかもデザイナー経験が二〜三年目である彼女には、
荷が勝ちすぎていると私は思っていました。

特に原稿は商品台帳のようなエクセルの表から
レイアウトと構成を起こす作業や、
撮影指示、手配、段取りまでは
到底無理があります。
これらは、ほぼデレクターの仕事の範囲です。

彼女には、一旦レイアウト見本を作らせています。
仕事はしばらくは止まっていたのですが、
どうやら本腰を入れて動きそうな気配が
濃厚になってきました。

さてどうしよう?
とりあえず、彼女に経験させながら共に作っていこうか‥
しかし、このやり方だと、経験上厳しい仕事になるのは目に見えます。
アシストだといっても使えそうで、使えない。
しかも、進め方、やり方を教えながら実務を進める。。。

一旦腹をくくりました。

とその矢先に、アートデレクター志望の新人が入社してきたのです。
年齢的に経験もありそうで、何より積極性がある。
そして覚えなければならない事のエッセンスが詰まった
仕事が目の前にある!
よし!それじゃあ、
こいつにやらせよう。

カタログの仕事は商品を理解するところから始まります。
そしてそれを、マーケティングの知識を織り込みながら
構成して行きます。
彼女(先ほどこいつと言ってましたが女性です)は
結構、粘り強く喰らいついてきました。
なかなか使えそうです。
私は自分のキャスティングを自画自賛していました。

そして二、三日後
元担当になる予定だった彼女が不意に私に聞いてきました。
「あの、例のカタログの仕事はどうなったんでしょうか?」
反射的に「しまった!」と思いました。

「あ、あれね‥」
あまり上手くない言い訳じみた話をしていると、
「いえ、とりあえずどうなったかだけ聞きたいんです。」
「‥君の担当ではなくなったよ。すまんな。」

そうです。
彼女は彼女なりに精一杯ラフを作っていたのです。
どんな難しい作業が待っているかわからないけれど、
いつもと違う仕事をやってみたかったのだと思います。
デザイナーは一つ一つの仕事を大事にします。
その仕事が自分の要因ではなく、
フイになる‥
納得できないですよね。

様々な事が絡まっているけれど、
今回は面倒さを厭った私に非があると思ってます。

ごめんね。
そのうち面白い仕事まわすからね!

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