デザイナーの仕事について

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■デザイナー3年目●クライアントとのつきあい方読本 vol.48
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ども安西です。
もう一ヶ月近く前ですが、久しぶりに撮影立会をしました。
昔から懇意にしているスタジオで撮影したのですが、
現場は完全にデジタルに移行していました。
実はこのスタジオは、昨年あたりから怒涛のごとくデジタル化へ
なだれ込みました。
でも腕が確かなところは、ちゃんと残っているので安心しました。
仕事の確かさは、アナログでもデジタルでも見えるもんなんですよね。
今週はこのお話を…

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デジタル写真、デジタルスタジオ
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前回、昔聞いた話として
「良いカメラマンはフィルムを異常なほど使う。」という
話を書き付けました。それは、
昔はフィルムや現像にコストがかかったので、
そんなもんをケチる奴は大した仕事ができないという
戒めだったかもしれません…と結びました。

今はプロの現場も完全デジタル化されております。
つまり、昔で言うところの感材費というやつがなくなったのですね。

ちなみに、感材費とはフィルム、現像費代というやつです。
以前は、ギャラと別途に感材費を計算したりしていましたが、
(関西圏では、ギャラに含むというベタベタ仕事が多いのですが。苦笑)
今や、フィルムはCFカード納品はCDとなっています。

で、実際の現場はどうなっているかといると、
テストも本番も境が曖昧になっています。
以前なら‥

1.準備→2.ポラ撮影→3.確認検討→4.本番撮影→1に戻る
注)ポラとは確認のためポラロイドで撮影すること。
  カメラマンは光の具合を立会人はアングル等を確認する。
  たくさん撮らせると、カメラマンに怒られた。(笑)

まあ撮影するものによるのでしょうが、簡単にいうと上記のような
サイクルで撮影が進みます。ところがデジタル化されると、
(デジタル化といっても、カメラがデジタルだというだけなんですが…)

1.準備→2.テストと本番→3.確認検討→場合によっては2に戻る
という流れになっています。

以前は、ポラ確認後は「はい本番いきまーす」といって
シャッター切ってたのですが、
今は、
「え、あ?もう撮っちゃったの」
「確認?あ、モニターね」
「あー7枚も切っちゃったの?」
「あ、デジだからいいのか‥」
「じゃこれAで、あとアンダーめをBね‥」
「‥」
「あ、補正できるからAもBもいらんのね‥」
てな具合で、順番が逆になっているのです。
随分と変わってしまったもんです。

ちなみにポジ納品の場合は、露出適正ポジをAポジと称し
あとアンダーめもしくはオーバーめをBポジとして納品されました。

また、このスタジオは製版知識を持ったオペレーターが画像処理をします。
以前は上がったポジを修正するなどということは大変な作業でしたが、
(と同時に、ある意味カメラマンとして恥ずかしい作業でした)
今は違います。しかも昔に比べて「処理」の意味が変わってきています。

つまり、より印刷原稿に適した画像に仕上げる作業を行っているのです。
その基本的な考え方は、
自分たちのつかんだイメージを的確に印刷に反映させる。ことなのです。

私自身、アナログ時代とデジタル時代の違いや懐かしさは語っても
どちらが一方的に良かったという考え方は持ちません。
根底からのやり方が違うものを、比べても意味がないと思うのです。
最近益々そう思うようになってきました。

ただ、今はフォトショップを使って大概の修正が出来てしまいます。
それをアテにするのはいいのですが、
それに頼りきると、今みなが陥っている同じ罠に
はまってしまうのでは?と考えてしまいます。

つまり、
作り手が「修正は簡単だ」と考え、気軽に受け止めていると
「必要以上の労力」をクライアントから要求される可能性があります。
「修正は簡単だ」と考えるのは諸刃の剣です。
事実これで制作の現場は随分楽になった面があります。
しかし「修正」という作業自体、本当は必要最小限にすべき作業なのです。
ここを作り手側はよく認識しなければならないのでは?と
考えた撮影立会いでした。

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