デザイナーの仕事について

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■デザイナー3年目●クライアントとのつきあい方読本 vol.62
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クライアントの言うとおりに…3
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さて先週の続き…
クライアントの言うとおりにデザインしては
いけない理由の残り二つについてです。

1.デザイナーにとってストレスである

2.結果的には双方とも不満が残る

という問題ですが、
これは、実はデザインという仕事の
普遍的な問題ともいえます。

秀逸なデザイン(表現)には、
言葉を超えた力があります。
言葉に変換できないような、
心にダイレクトに伝わるものがあります。

そして秀逸なデザインは、見る眼さえあれば、
そこかしこに山のようにあります。

当然あなただけでなく、
クライアントもそのことは感じています。
そのこと…つまり秀逸なデザインには
「言葉に変換できない、
心にダイレクトに伝わる力がある」
ということです。

しかしそこに落とし穴があるのです。

それは、
「デザインというものは、言葉に変換できない」という
思い違いなのです。
 

この思い違いの恐ろしいところは、
「言葉にできない」=「感覚、感情で判断するもの」にすりかわってしまうことです。

どのようなものでも、良しあしを判断するときには
判断基準というものが必要になります。

ところが、その判断基準がバラバラであれば
どうなるでしょう?
収拾がつかなくなりますね。

そもそも、感覚や感情は基準が曖昧です。
時と場合で変化し、人それぞれ差があり、しかもどれも孤立したものです。

そう。デザインの判断を「感覚や感情」だけに任せてはいけないのです。
もちろん「感覚や感情」による判断を否定するわけではありません。
それを判断の中心に持ってきてはいけないのです。

あくまで、まず「作り手の考え方=作り手の判断基準」を提示して
その上でコミュニケーションをはじめなければならないのです。
つまり、私はこの課題についてこう考えた。そして表現をこう展開した。
という説明をもって、デザイナーがデザイン決定の主導権を握るのです。

よくデザインについて説明することを、言い訳がましいと思われる方がいます。
しかし、これはデザインを正当に評価してもらうための努力を放棄している
ことに等しいのです。ましてや主導権をも放棄しているのです。

そして、意思疎通が上手くいかず、事態の収拾もつかなくなって
最後に吐く捨て台詞が「そこまで言うならお前がデザインしろ!」(笑)
いままで何度言ったか、聞いたか…(笑)

よくデザインはコミュニケーションだといわれます。
そのデザインが決定される現場でコミュニケーションが不足しているのは
笑えない事実です。

しかし、このコミュニケーション部分を抜かしているからこそ
デザイナーのストレスは溜まり、クライアントは不満が残るのです。

結局のところ、
クライアントの言うとおりにデザインしてはいけない…というのは
クライアントとコミュニケーションを密に、深く図ろうということなのです。

そうすれば、必ずお互いが納得のいく仕事が仕上がります。

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